セサミンで肝臓の疲労を回復

体内で作られる活性酸素の働きを抑える抗酸化成分として知られているセサミンは、生活習慣病の予防に効果があることを知っている人は多いでしょう。
また体の細胞が酸化することによっておこる肌のくすみやたるみの予防にも効果があるため、美容のために服用している人も多くいるでしょう。
しかし、セサミンの効果はそればかりではありません。

体内の細胞が活性酸素によって酸化させられることを防ぐ抗酸化成分はいくつか種類があり、セサミンはその成分のひとつです。
にも関わらず注目されるのは、同じ抗酸化成分の中でもセサミンが脂質性の成分であり、そのために効果が肝臓に及ぶためです。

肝臓というのは体が摂った糖やたんぱく質、脂肪といったエネルギーを体内で使える成分に変換する働きがあります。
さらにエネルギーを貯蓄する働きもあり、必要に応じてエネルギーを体に提供しています。
肝臓はエネルギーを変換して貯蓄するだけでなく、体の中の有害な物質を分解する働きも持っており、アルコールが分解されるのは肝臓の働きによるものです。
そのためアルコールの摂取が過ぎると肝臓に負担がかかり、肝臓の働きが悪いと、アルコールの分解ができにくくなってしまうのです。
肝臓は分解した有害物質を捨てるための胆汁も生成しており、肝臓はまさに健康を保つために重要な働きをする機関なのです。

抗酸化成分のセサミンはこの肝臓にたまった活性酸素の働きを抑制してくれるため、肝臓の働きを活性化させることができるのです。
そのため運動前にセサミンを摂取しておくと、肝臓にたまるはずの疲労による活性酸素の量が抑えられ、疲労に対する予防にもなります。

常に疲れて倦怠感に悩まされている場合、それは肝臓および体内機関が活性酸素によって酸化して細胞が壊されている可能性があります。
その状態では疲労はなかなか回復しません。
しかしセサミンによって活性酸素の働きを抑え、体内機関が正常に機能するようになれば、その分、疲労回復につながります。